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ZAINICHIART-CURATOR.Nam HyoJun編

ZANICHIART

5人のアーティストと1人のキュレーターに共通するものは、「在日コリアン」だということ。80年代生まれの若手アーティスト達が、生まれから現在まで生きている【リアルな日本】と、まだ見ぬ故郷なる【バーチャルな朝鮮】の衝突で生まれたハイブリッドな可能性と、それらのディレンマの中から湧き出る表現を【ZAINICHIART】と題し、展覧会を開催しました。そこで、一貫した共通するテーマがありました。

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「存在の不確かさ」です。
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何かと何かの狭間で生きている私達は、存在が不確かである。これを現代アート風に述べると浮遊しているというかも知れません。本来、朝鮮人というものは、継承の世界で生きています。先祖から受継いだ血を後世に継承するのが基本な思考である。これは、混沌とされる世界や秩序の中での世界や、日本の社会で生きようが、何処にいても守るべきものがあるということです。
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私達は、本来、守るべきものがある。しかし、最近の若い在日に見られることは、日本の若者と変わらないこと。これは当たり前です。日本に生まれ、日本で育ち、日本の漫画を好み、日本のファッションを好み、日本の現代文化を受け入れているからです。日本発祥のギャル文化に憧れ、ギャルメイクやギャル語を使う在日は当たり前のように存在します。青春時代にエヴァンゲリヲンに影響された在日アーティストもいるのです。この状況下の中で、私達は朝鮮学校に通っていました。学校では国語が朝鮮語、日本語の授業があり、それ以外では朝鮮語を使う学園生活です。朝鮮語を使わなければ先生や学生達に怒られたりもします。朝鮮の歴史を学び、朝鮮の舞踊を好み、民族音楽を好み、民族衣装チマチョゴリを着る学生。私は、小学生の時はポケモンやカードゲーム、中学生では携帯電話でメールを覚えたりネットに触れ、高校生になりバガボンドや、深夜アニメを好んでいました。日本のサブカルチャーを好んで育った私と、マザーランドである朝鮮、国籍が韓国である現実。どれも、リアルに感じれない状況でした。ただ生きる生活を約束されたとも感じました。
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正解など無いことは昔から知っています。どれが母国なのか、どこが敵国なのか。などは私にとっては重要ではありません。この論議はいつも感情論で終わるのも知っています。ハイブリッドな存在が感情を押し殺すほどに、免疫があるのです。いつもこの話だと若い在日は感じているかも知れません。少なからず私は感じています。同世代の日本人を酒を飲みながら熱く語りあうのも幸せなひと時です。しかし、ぶつかる内容は同じです。なぜ帰化しないのか。私はいつも言葉を無くします。なぜなら、今の状況を誇りだと胸を張れるからです。そして、今私は幸せなのです。
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日本の文化を好み、朝鮮の文化を好み、在日の文化を好む私達の芸術表現は何処に向かっているのでしょう。何処に向かうべきなのでしょうか。私にはわかりません。しかし、わかることは、次世代のアジアだけでは無く、世界に発信できる存在では無いかと思います。なにを根拠に言っているかはわかりませんが、私達は日本人の友達のお母さんの手料理を食べるだけで、嬉しいのですから。それくらいに近くて遠い社会で生きているので、狭い社会に生きる在日は、広い広い世界が前にあるのです。
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私には2つ言えることがあります。
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日本も朝鮮も韓国も大好きだということ。
私には夢があるということ。
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ZAINICHIARTに協力してくださった方々、来場された方々、日本から応援してくださった方々、心から感謝しています。

そして、Offce339の方々には私のわがままを聞いてくださって、迷惑ばかりかけた申しわけない気持ちとZAINICHIART実現への感謝でいっぱいです。これからも死ぬまで一緒に夢を追いましょう。

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私達は始まったばかりです。
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CURATOR/Nam HyoJun

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